資金繰り改善に効果的な5つの方法！メリット・デメリットは？

資金繰りが悪化してしまった場合には、先になぜ悪化しているのか原因を探り、解決した上で対策をとることが重要です。近年増えているのが、利益は出ているものの、資金繰りがうまくいかず運転資金が不足したために発生する、黒字倒産と呼ばれるものです。これを避けるために効果的な改善策をご紹介するので、役立ててみてください。

目次

資金繰り改善の5つの方法

安定して会社経営を行っていくためには、しっかりと資金調達の手段を確立しておくことが重要です。資金繰り改善に役立つ5つの方法をご紹介しましょう。

融資

資金繰り改善方法の中でも最も代表的といえるのが、銀行から融資を受ける方法です。信用力の高い企業が利用できるプロパー融資や、信用力が低かったり、返済実績がなかったりする企業でも利用できる信用保証協会の保証付き融資などがあります。

プロパー融資は、100％貸し倒れリスクを銀行が負うことから審査は厳しいのですが、保証付き融資なら企業後間もない企業でも利用できるケースがあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

また、国の機関や地方公共団体から融資を受ける公的融資という選択肢もあります。民間融資に比べて金利が低く、審査に通りやすいのがメリットです。

融資が受けられれば余裕を持った経営が可能となりますし、積極的に設備投資もできます。ただ、返済について考えなければならなかったり、融資で得た資金を余裕分ととらえてしまい、財布の紐がゆるみやすくなったりするデメリットがあるので注意しましょう。

助成金や補助金

国や地方公共団体による助成金や補助金は、原則返済の必要がないメリットを持ちます。非常にたくさんの助成金・補助金があるため、様々な場面で役立てることが可能です。

しかし、利用するためには細かい要件が定められていますし、求められる要件をすべてクリアしている場合でなければ審査には通りません。面接での審査や、書類での審査があるケースも多いのですが、これらをしっかり準備したとしても100％審査に通るわけではないため、準備のための期間がまるごと無駄になってしまう可能性もあるのです。

また、原則として助成金と補助金は後払いとなっているため、先に必要な資金は自分で用意しなければなりません。さらには支給金額の上限が定められており、その金額を超えた分は支給されないのでよく確認した上で検討が必要です。

ファクタリング

所有している売掛債権を売却する資金繰り改善方法です。取引先企業の評価が高ければたとえ利用者が赤字企業だったとしても問題ないのが大きなメリットだといえます。 また、2社間契約と呼ばれる方法なら取引先に知られることもありません。3社間契約の場合は取引先に知られてしまうことや、金額によっては対応してもらえない点がデメリットだといえるでしょう。

社債及び増資

会社が債権を発行し、投資家に社債を購入してもらう資金繰り改善方法です。少人数私募債という社債なら発行会社の関係者に発行が可能で社債発行コストも少ないメリットがあります。

少人数私募債以外で中小企業が社債を発行しようとした場合にはコストがかさんでしまうことや、公募したからといって必ずしも社債の購入者が見つかるわけではないのがデメリットです。

事業譲渡M&A

子会社や専門部門など、企業や事業の一部を売却することによって資金を調達する方法です。本業を残せるメリットはありますが従業員や契約関係が変わる取引先から不満が出る可能性があります。

また、必ずしも希望通りの条件、金額で買い手企業が見つかるわけではないので、このあたりのデメリットよく理解しておかなければなりません。

すぐに資金調達が必要なケースで役立つファクタリング

ご紹介してきたように資金繰りを改善する方法としてはいろいろな選択肢がありますが、中でもおすすめしたいのが売掛金を売却するファクタリングです。最短即日でも資金調達が可能なので、とにかく資金繰りが悪化していて、今すぐ改善できる方法を選択しなければならない状況に追いやられている場合にも向いています。

債権の売却であることから返済の必要もありませんし、担保も求められません。手数料がかかるのがデメリットではありますが、売掛金があれば開業したばかりの企業でも利用できますし、メリットの多い方法です。

資金繰りは早めに改善することが重要

状況がかなり悪化してから何とか対策を取ろうと思っても難しい話です。特に資金調達の方法はできる限り確実性のあるもので確立し、安定した経営を目指していかなければなりません。

今回ご紹介した資金調達について、メリットやデメリットをよくおさえた上で最適なものを選択していきましょう。ファクタリングはできる限りリスクやメリットを抑えて資金調達したいと考えている方からも選ばれている方法です。

売掛金のある方はファクタリング会社に相談してみてはいかがでしょか。