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ファクタリングとアパレル業の相性は?メリットも解説!

アパレル業では、そのタイミングで適したものを売らなければならず、仮に流行に乗り遅れたり、在庫切れが発生したりすると大きな損失が出てしまう可能性もあります。このようなことから、資金繰りが悪化した場合にファクタリングについて検討してみてはいかがでしょうか。

ファクタリングを選択するメリットやアパレル業との相性についてご紹介します。

目次

アパレル業でファクタリングを利用するメリット

大きなメリットとして挙げられるのが、銀行融資などの方法に比べて早期で資金調達ができること、取引先企業との与信管理に役立てられることです。

まず、アパレル業では最初に材料を仕入れ、製造を行ったうえでメーカーに販売するわけですが、実際にその売り上げが入金されるまでには長い時間がかかります。

すでにたくさん受注していて、将来的に大きな入金があることが確定していたとしても、それまでの間従業員の給料の支払いや、新たな受注のための準備にお金が必要になってしまい、資金繰りが厳しくなるようなケースも珍しくありません。

ファクタリングなら、売掛金があればすぐにでも現金化することが可能なので、このような場合に役立ちます。

次に与信情報の管理に関するメリットについてです。アパレル業では多くの取引先があり、それらをすべて完璧に与信管理するのは非常に難しくなります。しかし、ファクタリングを利用すれば取引先である会社の与信管理を行ってくれるので、各会社の経営状況を正確に理解し、万が一の不渡りリスクを回避するための情報としても役立てることが可能です。

アパレル業とファクタリングの相性

業種によって相性の良い資金繰りの方法は異なりますが、アパレル業はファクタリングとの相性が非常に良いといえます。これは、先述したメリットのほか、近年増えているカード決済による資金回転の悪化に対応できるからです。

近年、アパレル業界でもカード決済に対応しているところが増え、多くのお客さんがクレジットカードで商品を購入しています。お客さん側からすればとても便利なのですが、店舗側から見ると現金決済に比べて支払いスパンが遅くなってしまうデメリットがあります。更に、カード会社には手数料を支払わなければなりません。

売上自体は上がっていたとしても、支払いスパンが遅い関係からその間に資金繰りが悪化してしまうことがあります。その際にファクタリングを利用すれば入金までに必要な現金をまかなうことができるので、うまく活用していきましょう。

アパレル業でのファクタリング活用事例

事例について2つご紹介します。

資金繰りと与信管理が同時に実現できた事例

取引先が増えすぎてしまったために管理しきれなくなり、その内1社が倒産したことにより回収できない売掛金が発生してしまった事例です。これにより資金繰りが悪化し、立ち行かなくなってしまいました。

大きな原因は与信管理ができていなかったためです。ファクタリングを活用しながら与信管理をしたところ、各社の状況を理解するのに役立っただけでなく、早期に売掛金の現金化ができました。自社内で与信管理をするために人員を割くとそれだけ人件費が多くかかってしまうため、ファクタリングをうまく役立ててみてはいかがでしょうか。

委託先工場でのストライキに対応した事例

海外の工場に製造の一部を委託していたものの、そこで賃上げのストライキが起きてしまった事例です。賃上げ要求に応じなければ予定通りに店頭に品物を並べることができないだけでなく、メーカーの信用を落とすことにもつながりかねません。

交渉の結果賃上げ要求に応じることになりましたが、銀行融資は時間がかかり、利用を悩んでいました。

そこで活用したのがファクタリングです。早期に現金化ができたため、トラブルにも無事対応できました。この事例のように、アパレルなどでは海外の工場とも取引をすることが多いのですが、そこでストライキなどのトラブルも発生してしまうケースが珍しくありません。

日本だとあまりないことなので対応に悩んでしまうこともありますが、ファクタリングをうまく活用できれば、このような事態にも対応することができます。

こちらの事例では取引先にも事情を伝え、少しだけ価格アップすることを了承してもらい事業を継続しているとのことです。

アパレル業で広く活用されている

アパレル業では、大きく分けて製造と小売がありますが、このどちらでもファクタリングは活用できます。資金繰りが悪化し、早期に現金化したい売掛債権がある場合はぜひ役立ててみましょう。

また、取引先が増えて各会社の与信管理にまで手が回らなくなってしまったと感じているときも活用してみてください。