HOME > ファクタリングコラム > 広告代理店とファクタリング|メリット・デメリットと成功事例を紹介
ファクタリングは、ファクタリング業者に売掛債権を売却して資金を調達する手法です。広告代理店も、ファクタリングを利用することができます。ファクタリングの基本的な流れは以下の通りです(3社間取引の流れ)。
ここでは、3社間取引の流れを紹介していますが、自社とファクタリング業者だけで手続きを進める2社間ファクタリングを選べば、取引先の承諾は必要ありません。もちろん、ファクタリングを利用していることも知られません。ファクタリングを利用すれば、売掛債権を早期に現金化することができます。この点に魅力を感じて、ファクタリングを利用する広告代理店が増えています。
広告代理店がファクタリングを利用するメリット・デメリットを紹介します。
最も大きなメリットは、売掛債権を早期に現金化できることです。広告業界では、先払いの案件や支払いまで時間がかかる案件が少なくありません。そのため、資金繰りに悩む広告代理店は多いです。しかし、ファクタリングで売掛債権を早期に現金化すれば、資金繰りに悩む必要はなくなります。
ファクタリングは、取引先などに知られることなく利用できます(2社間ファクタリングの場合)。誰にも知られず売掛債権を現金化できる点も、広告代理店がファクタリングを利用するメリットです。広告業界は横のつながりが強いため、悪い噂は簡単に広がってしまいます。周囲から資金繰りに困っていると思われると、取引を控えられるかもしれません。ファクタリングであれば、このようなリスクを回避しつつ資金を調達できます。
ファクタリングの代表的なデメリットとして押さえておきたいのが手数料です。2社間ファクタリングでは10~20%程度、3社間ファクタリングでは1~5%程度の手数料がかかります。売掛債権を早期に現金化できる点はメリットですが、手元に残るお金が減る点には注意が必要です。ちなみに、ファクタリングの手数料は、売掛先の倒産リスクなどをもとに決められます。大企業、継続的に取引している企業ほど、手数料は低くなる傾向があります。
最後に、広告代理店におけるファクタリングの成功事例を紹介します。
以前から大規模なサイトの制作を相談されていたのですが、外注費をはじめとする資金を捻出できずお断りしていました。事業拡大のチャンスを逃したくないと考え、解決策を模索していたときに出会ったのがファクタリングです。ファクタリングで売掛債権を現金化することにより、これまでは受注できなかった大規模な案件も受注できるようになっています。もちろん手数料はかかりますが、手数料を支払ったとしてもメリットの方が大きいと感じています。
リスティング広告による資金繰りの悪化に頭を悩ませていました。弊社が媒体に広告費を入金し、消化した分に手数料を乗せてクライアントへ請求する仕組みを採用しているからです。広告費の入金とクライアントからの入金には、数カ月のタイムラグがあります。したがって、売り上げが伸びれば伸びるほど、資金繰りは苦しくなります。以上の解決策として利用したのがファクタリングです。ファクタリングを利用してから、資金繰りが安定するようになりました。
ファクタリング業者に売掛債権を売却して、資金を調達する手法をファクタリングといいます。広告代理店も、売掛債権さえあればファクタリングを利用できます。広告代理店がファクタリングを利用するメリットは、周囲に知られることなく売掛債権を早期に現金化できることです。対するデメリットは、手数料がかかることです。手数料に注意しなければなりませんが、資金繰りに悩まされることが多い広告代理店と相性の良いサービスといえるでしょう。興味のある方は、信頼できるファクタリング業者に相談してみてはいかがでしょうか。