HOME > ファクタリングコラム > ファクタリングを運送業の資金繰りで活用!メリット・相性は?
運送業の資金繰りでファクタリングを利用する大きなメリットは、不足してしまった資金を最短即日で調達することができるからです。一般的に、運送業では売掛金からの入金が入ってくるまでに1ヶ月~2ヶ月ほどかかります。そのため、この間に必要な人件費や車両整備費、燃料代など様々な出費に備えるための資金を準備しておかなければなりません。
しかし、実際にはそれが難しく、売掛金が入金されるまでの間に資金繰りが困難になってしまうケースも多いです。ファクタリングでは、将来的に入金される予定の売掛金を売却することにより現金を調達できるため、すぐにでも資金が必要な状態に陥って悩んでいる方も活用してみましょう。
また、運送業には繁忙期があり、繁忙期は依頼数も増えることからトラックを増やしたり、従業員を増やしたりすることについても考えなければなりません。資金調達ができないから繁忙期に向けた対策が取れないと困っている場合も、ファクタリングがぴったりだといえるでしょう。
3社間取引を選択しやすいのもメリットです。一般的にファクタリングを利用していることが取引先に知られると「資金繰りが悪化しているのではないか」と思われてしまうことから、手数料が高いものの取引先にファクタリングの利用を知られない2社間契約が多く選択されています。しかし、運送業ではファクタリングを使った資金繰りが珍しくなどないため、取引先に知られてしまうものの手数料を抑えられる3社間契約を選択できるケースが多いのです。
業種によってファクタリングと相性が悪いものもありますが、運送業の場合は非常に相性が良いです。
まず、運送業では上場企業との取引が多いことが理由の一つといえます。ファクタリングでは取引先である売掛先の信用状況によって手数料が変わることがあるため、上場企業の売掛金を持っていれば、手数料を抑えて売掛債権を売却できる可能性が高いです。
上場企業の中には、通常1~2ヶ月程度である入金サイクルを更に長く設定しているケースもあるため、この間の資金繰りで悩んでしまいそうな場合にも、ファクタリングを活用してみましょう。
また、例えば繁忙期に車両が故障した場合には一刻も早く修理しなければなりませんが、高額な修理代が用意できないケースもあるはずです。資金調達が必要になりますが、銀行の融資などは審査に時間がかかってしまうのに対し、ファクタリングは最短即日で対応してもらえます。これによりビジネスチャンスを逃す心配が小さくなるのです。
ほかにも、長時間トラックを運転する仕事ということもあり、事故や車両の故障についても考えておかなければなりません。ですが、ファクタリングなら売掛金さえあれば急に必要になった資金繰りにも対応できます。例えば、スタッフが保険の対象外となる損害を発生させてしまい、すぐにでも多額の資金を用意しなければならないようなケースでも利用可能です。
このように、複数の理由から運送業と相性の良い資金調達の方法といえるでしょう。
実際にどのような場面で活用されているのか事例を紹介しましょう。
燃料費の高騰により資金繰りが難しくなってしまった運送会社の事例です。資金繰りが困難になった際に、ファクタリングを利用したことにより資金的な余裕ができ、新たな人材を雇うことができました。
また、借り入れ扱いにはならないことから利用したとしても銀行融資の審査で不利になることはなく、銀行融資も追加で受けることができたそうです。少しずつ売り上げも増加していきました。
大口の契約があり、会社規模を拡大させるためにも大型車を新たに導入することにした事例です。トラックの費用は銀行のローンを契約できましたが、頭金を現金で用意しなければなりません。ここでファクタリングを活用し、無事にトラックを購入、大口の契約も問題なく受けられました。
売掛金があればすぐにでも現金化できる資金調達の方法となっているため、従業員が賠償責任の発生する事故を起こしてしまい、示談金を用意しなければならなくなった。大きなビジネスチャンスがめぐってきて追加でトラックを購入しなければならなくなった。などの機会に役立てられます。
売掛金が入金されるまで時間がかかりがちな運送業で役立ってくれる資金調達の方法です。